第 1 章ネットワーク基礎
1.1 【サーバの仮想化】
サーバの仮想化とは、サーバ上のソフトウェアによって仮想的にサーバを作成することをさします。
サーバを仮想化することで、1 台の物理的なサーバ上に複数の仮想的なサーバを作成することができるので
「コストの削減」や「リソースの有効活用」などのメリットを得られます。
仮想的に作成されたサーバは「VM」と呼ばれます。
1.2 【VM】(Virtual Machine:仮想マシン)
VM とは、ソフトウェアを使用して仮想的に作成したマシン(PC やサーバなど)です。
VM を作成することで、1 つの物理マシン上で複数の OS を動かすことができます。例えば、Windows10
で動いている PC 上で仮想的に Windows7 と MacOS を動かすこともできます。
1.3 【vSwitch】(Virtual Switch:仮想スイッチ、仮想ブリッジとも呼ば
れる)
vSwitch とは、サーバ上のソフトウェアによって仮想的に作成する L2 スイッチで、仮想サーバを接続する
ために使用します。
仮想サーバは vNIC(virtual Network Interface Cards:仮想 NIC)を備えています。
物理サーバは pNIC(physical Network Interface Cards:物理 NIC)を備えています。
vSwitch は vNIC 同士や、vNIC と pNIC を接続します。