第 4 章 IPv4

4.1 【CIDR】(Classless Inter-Domain Routing)
CIDR とは、クラスの境界に関係なく経路集約をするための技術です。
これにより、効率的に経路集約ができるようになるのでルータの負荷を軽減できます。

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4.2 【VLSM】(Variable Length Subnet Mask:可変長サブネット)
VLSM とは、サブネットごとに異なる長さのサブネットマスクを使うための技術です。
これにより、IP アドレスを無駄なく使えるようになります。

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VLSM とは、サブネットごとに異なる長さのサブネットマスクを使うための技術です。
これにより、IP アドレスを無駄なく使えるようになります。

 

4.3 【CIDR と VLSM】

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4.4 【不連続サブネット】
不連続サブネットとは「同一のクラスフルネットワークのサブネット」が「別のクラスフルネットワーク」を挟んで存在することです。
不連続サブネットでクラスフルルーティングプロトコルを使用すると、以下のような問題が発生します。

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この状況で RouterB が「192.168.1.1」(RouterA の先に存在するホスト)にパケットを送ろうとした場合、RouterA だけでなく RouterC にも 192.168.1.1 宛のパケットを送ってしまいます。(RouterC に送られたパケットは破棄します)

上記のように、不連続サブネットの環境でクラスフルルーティングプロトコルを使用した場合は正しくルーティングが行われない問題が発生するので注意が必要です。